「ALS 恐るるに足らず」と題した三保氏のご講演には、
会場に52名、オンラインで33名の聴講希望があり、遠くは北海道や佐賀県からの参加者もいらっしゃいました。
三保氏は常に「私は生涯、歯科医師です」と語られており、ここからは「歯科医師 三保浩一郎先生」とお呼びして、当日のご報告をいたします。
三保先生は医療従事者としての視点から、ALSについてはもちろんのこと、人工呼吸器を装着しながら過ごす日々についても、非常に分かりやすくお話しくださいました。
ALS当事者でありながらも、医療従事者としての使命感、患者さんへ伝えたい想いや注意喚起など、そのお話の一つひとつから、三保先生の豊かな人間性と深い思慮が伝わってきました。
また、先生ならではのユーモアにあふれる語り口で、皆さんを笑わせ、楽しませて下さいました。
症状の進行による、言葉にはできない不安―それでもできることを探し、見つけ、実行するという姿勢には、凡人では持ち得ない凄まじい精神力と行動力を感じました。
三保先生には、貴重なご講演を賜り、心より感謝申し上げます。
*当日、動画配信の際に音声が途切れたり、不手際が多々ありましたことを、深くお詫び申し上げます